ThinkPad X1 Carbon 2018年モデル 実機レビュー
1.ThinkPad X1 Carbon 2018年モデルが届きました。
私のプライベートPCは3年前からThinkPad X1 Carbon。3年前に2015年モデルを買って、結構気に入って使っていましたが、今回買い換えました。
理由は、写真の編集作業をするのに、corei5、8GBの2015年モデルでは画像表示にタイムラグがあって作業にちょっとストレスを感じるようになったことと、PCは1年から2年に1回は買い換えましょう、生産性が上がるから、と提唱するブログの影響です。
本当に、IT機器の性能は日進月歩。消耗品だと思って、一定期間で買い換えをするのが正解だと思います。
2.2015年モデルと2018年モデルの比較
まず、大きさが結構違います。画面サイズは同じ14インチですが、実際に重ねて比べてみるとこんな感じ。
横幅、縦幅ともに小さくなっています。実際に使っていての印象は写真以上に差があって、2015年モデルは、大きくて圧迫感がありましたが、2018年モデルはそれがない。
ちなみに、
横幅は結構違うことが分かりますね。
縦幅は、横幅ほどの変化は無いかと。でも、違いは実感できるレベルです。
キータッチも気持ち軽くなっていて、より打ちやすくなりました。そして静かに。他にも色々とアップデートされていて、やっぱり買い換えて良かったなあ、と。
レノボのいいところは、実用性を第1に考えられていて、インターフェースを省かないところだと思っています。買い換えにあたって、評判の良いSurfaceなども迷いましたが、USB-Aとか、変換プラグを通さないとつなげないんですよ。でも実際、USB-Aを使う機会はまだまだ多いですし、やっぱりあった方が便利です。それでいて、USB-Cも実装されていて、給電もUSB-C経由になっていたり、アップデートされているところは、きちんとされている。
1点だけ気になることが。それは、冷却ファンの音です。ノートPCの冷却ファンの音は、結構個体差があって、キーンという高い音を発する個体と、ブンブン回っても高い音が出ない個体があります。
2015年モデルは後者だったのですが、今回買った個体は若干ですが、高い音を出すんですよね。まあ、静かな部屋で、耳を澄まさないと分からない程度ですし、そんなにファンが回ることもないので、慣れるしかないでしょうね。これはホント、機種の差というよりは個体差だと思っていて、ファンレスPCなら別ですが、高スペックのPCだとどうしてもファンは付いてくるので、くじ引きみたいなものです。2015年モデルは大吉を引いたが、今回は小吉くらいかなあ、と、その程度です。
3.処理性能
そして、一番のポイント、処理性能。
今回買ったのは、corei7vPro、16GBメモリー、512GBSSDとこれ以上は望むべくもないスペック。
PCの立ち上がりは超早いです。そして、画像処理以外の処理も、ストレス0。確実に2015年モデルとは実感として違います。
そして、SSDを256GBから512GBにしたことで、外付けHDD常時接続にして、musicライブラリ(これだけで100GB弱あるので)をそっちに移したり、写真の保存も基本、HDDに保存していましたが、その不便さが解消されました。
肝心の画像処理は、、残念ながら期待していたほどのサクサク感がなく、ほんのちょっとですが処理にタイムラグがあるんですよね。
私はNikonユーザーなので、写真閲覧にはViewNX-i、RAW現像はCapture NX-Dを使いますが、このソフトがよっぽど重いんだろうなあ、と思います。
まあ、普通にWindowsのフォトを使用して見る分には、全くストレス無く、サクサク見れますが。これは2015年モデルも一緒。
あとは、X1 Carbonは独立グラフィックのオプションが無いので、これは購入前から気になっていたのですが、私はX1の筐体が好きなので、そこは妥協しました。
独立グラフィックがあったら、また違ったのかも。。
4.まとめ
買い換えた満足感は非常に高いです。その対価もそれ相応ですが、レノボの直販サイトは、割引率が日によってころころ変わるので、まめにチェックしていて、私は42%オフで購入しました。
かなり高い割引率かと。まあ、定価で売っていることなんて無いので、定価の設定がどうなの、といった突っ込みどころはありますが、X1は19%オフ位の事が多く、それだと今回設定したスペックにはとても手が届きませんでした。
おまけ
2015年モデルは、ロゴが銀色でしたが、2018年モデルは黒く着色されています。ヒンジの金属部分も黒く着色されていて、全体が黒で統一されました。地味にかっこええ。